【中編】言葉で身体を書き換える | 「形」を追うか、「言葉」を宿すか

Kaitoさんの指導スタイルは、非常に独特でした。
それは「言葉による説明」が圧倒的に多いこと。

「足はもう少し広めに、あ、いいですね」
「骨盤の出っ張った骨と恥骨を結んだ三角形をイメージして……」

言葉が生み出す自分自身への自信

Kaitoさんの言葉を一言も聞き漏らさないよう集中し、自分の内側に意識を向け、フォームを作っていく。その中で、彼が大切にしている哲学を聞かせてくれました。

「形で見せると、人はそれをただ真似ようとします。でも、僕が言葉で伝え、それをご自身で意識してもらう。そうすることで、これは『脳のトレーニング』にもなるんです」


この言葉に、僕は深い衝撃を受けました。

お手本を見て真似るほうが、手っ取り早いかもしれません。
しかし、言葉を聞き、自らイメージを膨らませて身体を動かすプロセスは、普段眠っている感覚や筋肉を呼び覚まします。

実際、彼の言葉に導かれながら動くうちに、これまで感じたことのない部位が熱を帯びていくのが分かりました。

▶︎▶︎▶︎つづく

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