情報に溢れる時代だからこそ。相手を知るために「自分から聞きに行く」という大切な選択
みなさんには、心に残る言葉はありますか?
生きる上で、とても大切にしている座右の銘のようなものはあるでしょうか。
僕は、いつも言葉に助けられています。そして、その「言葉の持つ力」を信じているからこそ、ボイスカラースタイリストとして、日々たくさんのみなさんに言葉を届け続けています。
今日は、僕が人生でずっと大切にしている言葉のひとつを紹介します。
「無知より恐ろしいものはない」
これは、僕がある企業に入社した当時の部長からいただいた言葉です。
様々な部署が存在するその企業では、部門ごとにそれぞれの価値観や正義があり、時には意見が食い違って不和を起こしてしまうこともありました。そんな様子を見ていた部長が、僕にこう教えてくれたのです。
「無知より恐ろしいものはないんだよ。相手のことを何も知らないまま、自分の主張ばかり通そうとすることほど愚かなことはない。まずは自分から相手のところへ開きにいき、理解していきなさい」
僕は、この言葉を聞いたとき、不思議なほどにすんなりと腑に落ちる感覚を覚えました。
それからは、どんな時も恐れずに、たくさんのことを自ら聞きに行きました。何が必要なのかを互いに膝を突き合わせて話し合う。それを徹底したのです。
おかげさまで、部署の垣根を越えたくさんの人との繋がりができ、その繋がりが大きな力となって、ビジネスでもたくさんの素晴らしい成果を出すことができました。
情報に溢れる現代と、私たちの脳のクセ
今の時代は、本当にたくさんの情報に囲まれていますよね。
ネットですぐに調べれば、とにかく色々な情報が瞬時に出てきます。
そして現代は、どちらかといえばネガティブな情報こそ、ネット上に溢れかえっているように感じます。実は、人間には何も意識していないと、肯定的な情報よりも否定的な(ネガティブな)情報ばかりに目が行き、記憶に残りやすいという脳の習性があります。これは心理学で「ネガティビティ・バイアス」と呼ばれるものです。
このバイアスのせいで、私たちはついつい、ネットのネガティブな噂や、表面的な情報だけで「あの人はこういう人なんだ」「あの部署はこうだから」と分かった気になってしまいがちです。
大切な真実は、いつでも「相手の間」にある
でも、そんな溢れかえる情報の中にこそ、隠れた真実があります。
「無知より恐ろしいものはない」
僕は今でも、この言葉にいつも背中を押されています。
ネットの画面越しに流れる不確かな情報に惑わされる前に、とにかくまずは自分から出向いていって「知る」こと。そして、目の前の相手の話にじっくりと耳を傾けてみること。
その一歩を踏み出す行動こそが、表面的な情報に振り回されず、お互いの信頼関係を築き、より確実な成果を生み出すための確かな土台になるはずです。
誰かを誤解しそうになった時、何かに迷った時こそ、まずは自分から心を開いて、相手の声を聴きに行ってみませんか?
そこに、あなたが必要としていた本当の答えが待っているかもしれません。

